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高齢者ドライバーが増え続ける社会的状況

 高齢者ドライバーにとって、運転は生活の一部。 必要不可欠と考えている人が大半を占めます。

 「楽しみというより暮らしていくために必要。買い物などで毎日五キロほど運転する。」「車は自分の“足”で、 通院や買い物など日常生活に欠かせない」など、運転の目的は買い物や通院、温泉入浴などが多く、 お年寄りにとってもマイカーが“生活の足”となっていることをうかがわれます。

一方で、身体能力の衰えに気付き、運転をやめたり、昼間や町内だけに限定して運転しているドライバーもいます。

高齢者

しかし、身体能力の衰えを自覚しながらも、一度得た便利さを手放せない高齢者もいます。
 足腰が弱っているから自転車や二輪はふらつくが、四輪なら安定していて、車体が身を守ってくれ安全だと考える人や、 目の衰えは気付いていて、交差点で何度かぶつかりそうになった経験があり、 次の更新はしないと決めている高齢者もいます。

 免許を取ってから無事故無違反で危ないと思ったことはないと、長年培ってきた技術への自信とプライドの強い人もいます。

車がないと確かに不便。でも、購入・維持・管理費や安全面などを考えるとタクシーがずっと安くつく。 あまりに安易に車を使い過ぎていたことにも気付いたと語る高齢者もおり、今後は、タクシーの使用も検討していく必要があると思います。

免許更新時の再審査、再教育で運転の適、不適をしっかり自覚し、 不適なら自主返納する風潮を作っていく必要があると思います。



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