高齢者のための安全運転講座
高齢者のための安全運転講座
高齢者講習
座学講習~教本、視聴覚教材などを活用します。(1時間)
実技講習~運転適性検査機材などを使用し、視力や反応動作を測定します。
(1時間)
次の実技講習は、実際に教習所のコース内で自動車などを運転して行います。
(1時間)
講習手数料 6,
150円
道路交通法101条の4の規定により、更新期間が満了する日における年齢が70歳以上の方は、更新期間が満了する日の前3カ月以内
「高齢者講習」を受けていなければならないとされている。また、高齢者講習にかわる方法として、チャレンジ講習がある。この講習は、
自動車学校のコースで普通車を運転し、技能試験をうけていただき、合格した方(100点満点で70点以上)は、次に特定任意高齢者講習
(簡易)を受けるものとしている。(警視庁資料より)
実際の講習の様子を2005年2月20日四国新聞掲載の記事から抜粋し引用
講習では高齢者三人を教官一人が指導。視力は夜間視力と動体視力を検査。
明るい所から暗いトンネルなどに入って目が慣れるまでの時間を測ると、若者なら四、五秒のところを一分以上かかる受講者も。「まさか、
これほど見えなくなっているとは」とショックを隠しきれない様子だった。
運転実習では、教習コースに出て一人十分間程度ハンドルを握り、残る二人は後部座席で運転を見る。検定ではなく、運転の癖を見極め、
安全運転へのアドバイスをするのが目的。乗り慣れない教習車のため車幅感覚がつかめないなどの不満の声もあった。
走り出すと一時停止や安全確認など比較的できていたが、同じコースを何度も走っているうちに、安全確認がおろそかに。
停止したつもりが止まっていなかったり、右左折の際の左右安全確認を怠り、進行方向しか見ていないなどの傾向が出た。
教官や同乗者から指摘されると「ちゃんと止まったつもりだが…」「左右も確かめた。あれで十分じゃないのか」
とがっくり肩を落とす受講者も。中には半世紀近い無事故無違反のプライドから「乗り慣れた道では、そこまで確認せんでも走れる」
と息巻く人もいた。
講習の最後には三人ごとの三グループが一緒に座学で学んだ。夜間視力の低下など自分の弱点を知った上で、
どんな対策をとるべきかなどを討議。「夜間はなるべく運転しない」「反射神経が鈍った分だけゆっくり車間距離を取って走る」
「焦らず余裕を持って出発する」などを解決策に挙げた。