高齢者の交通事故を防止する安全運転ガイド

高齢の運転者ほど、出合い頭事故や右折時の事故にかかわる割合が高くなっています。また、二輪車運転者中では、 単独事故の割合も高くなっています。

信号のない交差点では必ず安全確認をしましょう。
高齢になるにつれ、瞬間的な判断力が衰え、瞬時の回避行動もできなくなってきます。
一時停止の標識のない場所や信号のない交差点でもすぐに止まれる速度で走行し、安全の確認を行いましょう。

高齢運転者になるほど、カーブでの走行も、注意が必要です。
カーブ中のクルマには、外側に飛び出そうとする遠心力が働き、外側のタイヤの荷重は大きくなり、内側のタイヤの荷重が減少するなど、 それぞれのタイアの荷重が異なります。そのため、クルマの走行安全性が損なわれやすい上、見通しが悪いなど、 カーブ特有の危険が潜んでいます。

右折時に限らず、信号待ちで止まるときも必ずサイドブレーキを引く癖を身につけることをお奨めします。

直進時でも、万が一追突された場合、前のクルマにさらに追突するという２重の被害をさけることができます。

交差点で右折待ちしている場合、大抵の人はハンドルを切って停止している。
この時ブレーキを踏んでいようがいまいが後ろからの衝突のショックで足がブレーキから離れ、追突された途端、対向車線に飛び出して行きます。
運悪く対向車が来た場合には正面衝突となり大事故に発展します。

これを回避するには、右折時はハンドルを切らず、サイドブレーキを引いて止まる習慣を身につけることです。