夕方5時台が、最も高齢者の死者数が多い
2年ほど前のデータですが、 高齢者の時間帯別の事故発生件数と死者数をみると、 高齢者の事故のピークは午前10時台と午後5時台、 死者数のピークは夕方の5時台でした。
夕方の薄暮の時間帯が、
視力や判断力が衰えている高齢者にとっては運転しずらいことと、
帰宅などのラッシュで交通量が多いためであると思われます。
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2年ほど前のデータですが、 高齢者の時間帯別の事故発生件数と死者数をみると、 高齢者の事故のピークは午前10時台と午後5時台、 死者数のピークは夕方の5時台でした。
夕方の薄暮の時間帯が、
視力や判断力が衰えている高齢者にとっては運転しずらいことと、
帰宅などのラッシュで交通量が多いためであると思われます。
茨城県では、 9~10月の交通事故死者37人のうち、65歳以上の高齢者が21人(約57%) と半分以上を占めていたそうです。
1~8月は死者153人中、高齢者は53人(約35%)だったが、秋になり日没が早くなったため、
夕暮れ時は車が確認しにくく事故が増加する傾向にあります。高齢者は注意力の低下や回避行動の遅れのため特に注意する必要があります。
高齢者の死者21人の内訳は、歩行者9人▽四輪車5人▽二輪車4人▽自転車3人で、歩行中が最も多く、時間別では、
午後4~6時が4人▽午後6~8時が3人で、夕暮れから夜にかけて多くなっています。
例年、年末は、高齢者の死亡事故が多発することから、歩行者、自転車利用者への街頭指導や運転者に対する「ライト早め点灯運動」
を展開するなど注意を呼びかける必要があります。【2006.11.16 毎日新聞 朝刊より】
高齢者は以前は歩行者として被害に遭うケースがほとんどだったが、
いまはドライバーとして加害者側になることもまれではなくなっています。
地方では、子どもが独立して、年寄り二人。電車もバスもなく、車がないと買い物や病院にも行けないという状況が多いのも背景のひとつ。
70歳以上の高齢者の運転免許保有者数は507万人 (平成16年末現在)で、前年対比33万9千人の増加、 10年前に比べると何と2.5倍になっています。
そのため運転中の高齢者が引き起こした交通事故件数も増加しています。 その伸び率は10年前に比べ2.8倍、運転免許保有者数の伸び率を上回っています。
運転の経験も豊富なベテランドライバーである高齢者の事故がどうして多くなっているのでしょうか?
高齢者事故の特徴について「身体的機能の低下が自覚できていないため、 それに起因する事故が目立つ」と分析しています。
視界が狭くなり、安全確認が不十分だったり、標識の見落としが目立つほか、とっさの判断に時間がかかる―などが代表例です。
高齢者講習を手掛ける自動車教習所は、「事故回避のポイントは同時に複数の状況を判断する能力。
高齢者ドライバーの場合、その能力が全体に低下傾向にある」と指摘しています。
身体機能の低下を実感しながらも、「身分証明書に」との理由で運転免許証を所持し続ける高齢者も多いそうです。
2002年の道交法改正で、高齢や健康上の理由から免許証を返納した人を対象に「運転経歴証明書」 を発行する制度ができています。
一般への浸透はいまひとつですが、以前、免許証を持っていたことを証明し、身分証明書として使えます。
全年齢から見た高齢者の交通事故の特徴をまとめると下記のようになる。
1. 交差点での出合い頭事故や右折時の事故にかかわる割合が高い
~【交通状況判断に時間がかかったり不十分になってきている】
2. 信号、標識の見落としが多い
~【ぼんやり運転や進む方向だけに気を取られがち】
3. 安全不確認、一時不停止の割合が高い
永年の運転の慣れから一時不停止による事故が多い
~【慣れた道でも油断しない。だろう運転は絶対にしない】
4. 運転機能の低下からくるハンドル・ブレーキ操作不適による事故が多い
~【健康や運転に自信がなくなってきた人は運転を控える勇気も必要。】
~【運転に自信がなくなったときは、家族と相談し運転免許の自主返納も考えましょう。】
5. 「狭い道路での信号機のない中小規模の交差点」、「カーブ」での交通事故が多い
6. 夕方5時台が、最も高齢者の死者数が多い
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